2019年11月18日月曜日

「一朶の仇花 」感想

さかあがりさん作の「一朶の仇花」の感想です。
第11回ウディコンで5位という高順位を獲得した作品だけあって、すごくよくできた作品です。
何もかもがシンプルかつハイクオリティです。
やはりパッと見で印象深いのは、画像のレベルの高さでしょうか。
画面構成がとってもおしゃれで雰囲気が出ています。
私が特に好きなのは色使いです。和風ゲームの特徴によくあってて、落ち着いたきれいな配色。
マップにしろ立ち絵にしろUIにしろ、無駄なものがなくてそぎ落とされていて、それなのに美しくてすごいなあと思います。これは本当に上手い人にしかできないなと。
私なんかは下手くそなので、ごてごて飾ってごまかしてしまえ!みたいな気質があるので、ハイレベルな画像に尊敬の念を禁じえません。
メッセージウィンドウの表示が変わる等、細かいところまでこだわって作られたんだなあということがひしひしと伝わってきます。
シナリオもいい。短いんですけど、きれいにまとまっていて、キャラクターの掛け合いが多いので、ゲームしてても面白いし、それぞれのキャラクターに愛着がわきます。話としては重いんですが、テンポもいいし、軽い掛け合いが要所に挟まるし、バランスがすごくいいです。何より設定が好き。姫様とかっこいい忍びの主従関係とか、軽い感じだけど実は実力者な兄さまとかおいしすぎる。
ゲームの難易度は易しめ。ゲームが苦手な人にも優しい!方向音痴なくせにマップを適当に歩きすぎて終始迷子になっていらない戦闘を山ほど重ねましたがサクサクなので苦ではなかったです。戦闘が簡単すぎると思う人もいるかもしれませんが、ボスはちょっと歯ごたえがあって私みたいなゲーム下手にはちょうどいい塩梅な感じです。適当に進めててもクリアできる親切設計。
ストーリーの進行に従って演出が凝っててすごいのですが、終盤のホラーっぽい演出はひいいってなりましたが、なんとか大丈夫でした。でも心臓がぎゅってなった。


感想にファンアートをつけるという謎の縛りを勝手に決めたせいで、なかなかプレイしたゲームの感想が増えていきません。やっと4作目だー。
どうしても墨くんをかっこよく描きたくてがんばってたんですが、なかなか思うように描けなくて、色々ごまかしてやっとこんな感じ…(かっこよくない…)
かなり難産でした。一度諦めて姫様を描こうとしたんですがそれはそれで難しく。この絵も色々と変ですが自分なりにだいぶがんばりました。どうにか感想をお披露目できてほっとしています。

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